26日、駒大苫小牧高女子硬式野球部の1期生が最後の試合を終えた。全国から集いし22人。悔し涙で顔を覆う人もいれば、すべてを出し切り晴れやかな表情を浮かべる人。彼女たちの勇姿をもう少し長く見ていたかったと思うのは、小生だけじゃないはずだ。
「何もないところからこのチームに飛び込んでくれた。みんなに出会えてよかった」。試合後、茶木監督は3年生に尽きない感謝の気持ちを伝えた。2020年創部。新型コロナウイルス禍にありながら、夏の甲子園連覇など伝統ある男子部に負けない練習量や発声、野球への情熱を燃やしてきた。その姿勢は着実に後輩たちへ受け継がれている。
新チームは早くも27日に始動。同じく序盤で夏の舞台から去った神村学園(鹿児島)ら全国の強豪と練習試合を行った。スタンドにはメガホン両手に笑顔で後輩たちを応援する3年生。本当にお疲れさま。ゼロからチームをつくり上げてきた誇りを胸に、それぞれ新天地での活躍を期待する。(北)