50年超の歴史に幕 岩手県営野球場 大谷、佐々木朗が「160キロ」

  • スポーツ, 野球
  • 2022年7月6日

 高校野球史に残る瞬間などの舞台にもなった地方球場が、今年度で閉鎖となる。1970年に完成した岩手県営野球場(盛岡市)。高校野球をはじめ、プロ野球の試合会場にもなったが、老朽化に伴い50年を超える歴史に幕を下ろす。その役割は、市内南部の盛岡南公園に建設予定の新球場に引き継がれる。

 米大リーグで活躍している選手たちも、かつて高校球児として県営野球場で汗を流した。菊池雄星投手(ブルージェイズ)と大谷翔平選手(エンゼルス)。花巻東高の先輩、後輩に当たる。

 2012年7月の全国高校野球選手権岩手大会。大谷の快速球が電光掲示板で「160キロ」を表示。高校生で史上初の大台となった。19年夏の岩手大会では、大船渡高の佐々木朗希投手(現ロッテ)も「160キロ」をたたき出した。同年から球場長を務めている菊池修一さん(63)にとって、最も印象に残る出来事だそうだ。「グラウンドの整備が行き届いているから、いい状態で野球をしてもらえる」と胸を張る。

 今年6月22日。県営野球場での「最後のプロ野球」、楽天―日本ハム戦が行われ、ホームの楽天が島内宏明選手のサヨナラ3ランで勝利。チームメートで岩手県普代村出身の銀次選手にとっては、特別な場所でもある。「いい思い出、悪い思い出…。ここですごく経験してきた」。試合後、楽天の選手が控室の壁に記念のサインを書き残した。

 夏の甲子園出場が懸かる高校野球の岩手大会は、今月8日に熱戦の火ぶたを切る。最後の大役を果たすことになる球場に、菊池さんはねぎらいの言葉をかけた。「約50年にわたって、さまざまなドラマを生んでくれた。もうこれ以上、頑張らなくてもいいんですよ。本当にお疲れさまでした」

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