苫小牧市のオール苫小牧は今シーズン、ユニホームを新調した。創部22年目にして初の新ユニホームで、苫小牧らしさと選手たちのこだわりが詰まっている。
チームはこれまで、前身の王子製紙苫小牧硬式野球部時代の名残で紺色が基調のユニホームを着用していた。チームから支給されるため、サイズもばらばら。新しいユニホームに比べて重みがあって動きづらく、背ネームを貼り替える手間があった。
5月からの新ユニホームは白を基調に袖が紺、ロゴに赤があしらわれたホーム用と紺を基調に白、金が差し色に入っているビジターの2着。右肩には苫小牧市の公式キャラクター「とまチョップ」が野球をしているイラストを配し苫小牧らしさをアピール。
清水健太主将は「こだわりポイントはとまチョップ。今季は新ユニホームでゼロから戦いたい」と心機一転。「ALL TOMAKOMAI」のロゴを胸に、来月に迫った全日本クラブ野球選手権北海道地区予選大会に臨む。「目標はまず1勝。一球一球に集中した結果が勝ちに結び付いたら」と新ユニホームでの公式戦1勝を目指す。
9日の全体練習に一番乗りした4番・藤沢良樹は「都市対抗ではチャンスで打てなかった。自分が打つことでチームに勢いを与えられるよう、打席の中でやるべきことをやる」と闘志を燃やす。