白老町と苫小牧署は15日午後1時から同3時まで、町役場1階町民課横の求人コーナーに「運転免許証返納等出張窓口」を開設する。運転に不安を抱える高齢運転者の相談や自動車運転免許証の自主返納を受け付ける臨時窓口で、自主返納者などが申請手続きをすると、その場で「白老町地域公共交通共通回数券」を配布する。
高齢運転者による輪禍を減らすための取り組み。例年、白老交番に臨時窓口を設置していたが、今年は町が「自動車運転免許自主返納サポート事業」の一環で、自主返納者などに町地域公共交通共通回数券の配布を始めるため、役場内に出張窓口を設ける。
免許証の自主返納手続き時は運転免許証を持参する。免許証と同サイズで顔写真も付き、公的な身分証明書として利用できる「運転経歴証明書」の発行を申請する場合は6カ月以内に撮影した写真(縦3センチ×横2・4センチ)と交付手数料として北海道収入証紙1100円分が必要。証紙は農協や漁協の白老支所、萩野自動車学校で購入できる。
町内を運行するバスやタクシーで利用できる町地域公共交通共通回数券の申請では、対象者を町内在住(住民基本台帳に記載かつ居住)の70歳以上で、運転免許証を自主返納または免許更新をしなかった人としている。あるいは取消通知書により運転免許証が取り消された人。運転経歴証明書、失効した運転免許証、取消通知書、回数券申請書などが必要で、手続きを終えると、1冊に100円券を12枚つづった町地域公共交通共通回数券を9冊配布する。
窓口利用を希望する際は、事前に苫小牧署 電話0144(35)0110または白老交番 電話0144(82)2029に連絡する。運転免許証返納後は車を運転できないので注意。
同サポート事業に関する問い合わせは町役場総務課防災交通室 電話0144(85)3080。