第93回都市対抗野球大会北海道地区1次予選大会第4日は27日、岩見沢市野球場などで2次予選進出決定戦と敗者復活戦の4試合が行われた。WEEDしらおいは敗者復活戦で小樽野球協会に4―0で完封勝ち、28日の札幌ホーネッツ戦(敗者復活戦)に弾みをつけた。JR北海道硬式野球クラブと日本製鉄室蘭シャークスが2次予選進出を決めた。2次予選進出は残り2枠。
結果は次の通り。
▽敗者復活戦
小樽野球協会
000000000―0
00200002X―4
WEEDしらおい
(小)岩田、奥山―小松
(W)宮脇―八幡
?山崎徹(W)
札幌ホーネッツ
0010322―8
0000001―1
札幌ブルーインズ
(七回コールド)
(ホ)太田―坂東
(ブ)豊嶋、川村、高口、笹原―千葉奨
?小笠原(ブ)
▽2次予選進出決定戦
JR北海道硬式野球クラブ
100010000―2
000010000―1
北海道ガス
(J)内沢、夏井―井内
(北)大城―東海林
?丹澤(J)
日本製鉄室蘭シャークス
012312000―9
001030000―4
航空自衛隊千歳
(日)瀬川、鈴木、佐藤、遠藤―佐々木
(航)佐藤怜、宮川―石井
?大石2、永森(日)
―宮脇、勝利呼ぶ快投
大雨の難しいコンディションの中、WEEDしらおいの宮脇は九回を投げ切った。134球、3安打完封の快投でチームを勝利へ導いた。「天気は悪かったが、選手全員が集中力を切らさず、声を出してくれたおかげ」と控えめに勝利の喜びをかみしめた。
投手陣の3本柱の一角を担う宮脇はこの日が今大会初の先発登板。帯広倶楽部(1回戦)、北海道ガス(3回戦)戦はともにリリーフ。「慣れないリリーフは苦手だったが、他の投手陣が活躍してうれしかった」とはにかんだ。
目標の2次予選進出まであと2勝。「1点でも失点を減らし、全員で守り切れるよう投手陣を引っ張りたい」と意気込んだ。
社監督は「きょうの試合は宮脇に尽きる。立ち上がりは多少慌てたが、すいすいと試合を進めてくれた」と太鼓判を押した。