白老町商工会は20日、2022年度通常総代会をしらおい経済センターで開いた。今年度事業計画として、後継者問題を抱える事業所の円滑な承継促進などを決めた。
熊谷威二会長はあいさつで「新型コロナウイルス感染症で大変な痛手を受けたが、倒産した事業所はなかった」と述べた。また、町人口が今年中に1万5000人を下回る勢いにあることに触れ、人口減少問題に全力を挙げて取り組む考えを示した。
議事では、21年度事業、決算報告の後、今年度事業計画、予算を審議。事業の柱を「商工会運営」「経営改善普及事業」「地域振興事業」とした。コロナ禍や鳥インフルエンザで経営に影響を受けた中小、小規模事業者の経営安定化や持続化のため、地域資源を生かした商品開発や販路開拓、事業所の円滑な承継促進、情報化の推進などの事業に注力することを決めた。事業者の経営戦略により寄り添う「伴走型小規模事業者支援推進事業」の促進にも取り組む。