全日本女子硬式野球連盟北海道支部リーグが15日、駒大苫小牧高校グラウンドで開幕した。初日は3試合が行われ、駒大苫小牧高Bが連勝スタート。同Aも1勝目を挙げた。
大会は全日本女子野球連盟北海道支部主催。道内の高校、大学、クラブの6チームが7月中旬まで2回戦総当たりを展開する。
▽リーグ戦
駒大苫小牧高A(1勝)
0000220―4
0000001―1
札幌新陽高(1敗)
(A)吹越―勝俣
(新)津田、千葉―初山
?佐藤瑚(A)
?嵯城(A)
駒大苫小牧高B(1勝)
0221010―6
0000000―0
札幌新陽高・栗山高合同(1敗)
(B)金高―安東
(合)石井―富岡
?渡辺(B)
?三嶋(B)
札幌新陽高(2敗)
0100301 ―5
1000122x―6
駒大苫小牧高B(2勝)
(新)奥泉―初山
(B)渡辺、藤森―山藤
?小島(新)渡辺、三上、會田、冨野(B)
?村上(新)
――駒大苫A、Bチーム「貴重な実戦機会」
A、Bチームを編成して2年目の道支部リーグに挑む駒大苫が幸先の良いスタートを切った。藤井主将(3年)ら主力がそろうAは開幕戦で札幌新陽に快勝。1、2年生中心のBはダブルヘッダーながら2連勝と存在感を見せた。
約2カ月にわたる長丁場の戦い。7月下旬に控える全国選手権(兵庫県)を見据えた重要な実戦機会となる。
Aの右翼手としてスタメン出場した小坂(3年)は、内外野問わず守れる万能選手。最近はバットを短く持ちコンパクトに振るなど打力向上に励み、試合では三回にチーム初安打を放った。下位打順を担うことが多く「自分がまず打って、上位に流れを持っていけるプレーがしたい」と言う。
1年生捕手の山藤はBの2試合目でスタメン出場した。中学時代は軟式の関東強豪三鷹クラブWに所属。「まだ軟式のイメージが残っていて、送球が届かないときがある」と反省するが、次代の正捕手と目される大器だ。
茶木監督は「両チームとも走塁を絡めて点を取るなど、泥くさい野球ができてきている。最終的にA、Bで優勝争いができるように実戦を通じて成長してほしい」と期待した。