白老山岳会(鈴木靖男会長)は創立40周年記念誌「ホロホロ」を発行した。胆振管内の最高峰であるホロホロ山(1322メートル)を中心に町内の山の写真や各地の登山道を描いた地図や解説、会員によるコラム、過去10年分の会報誌などをまとめている。
山を愛する人たちでつくる同会は長年、登山による親睦のみならず環境保全の先駆的な役割を果たし、過去には「白老の源流を探る」と題した山岳地調査を実施して町内各河川の流域の地勢を図や写真、解説付きで紹介した。その際の資料を同誌にも盛り込んでいる。
会員によるコラムでは、登山の魅力を余すところなく伝え、他界した仲間との思い出もつづる。
同会の記念誌は1985年の3周年、2002年の20周年、12年の30周年に続いて10年ぶり4冊目。1982年3月12日に同会が町中央公民館=町大町1=で誕生したことを伝える会報第1号や苫小牧民報の記事、ホロホロ山の登山道開設までの記録や裏話、山頂からの360度の眺望方位図、6月末から9月ごろにかけての開花カレンダーなどは再掲載している。
鈴木会長(81)は「活動の軌跡を網羅する内容を目指した。これからの人たちに向けて会員個々の山への思いを記録として残していきたい」と話している。
A4判、208ページ。50部発行し、会員以外の人にも1000円で頒布する。会員は随時募集しており、24日午後6時から萩野生活館で例会を予定している。
問い合わせは同会の鈴木さん 携帯電話090(9521)1773。