白老東高校(小川政博校長)の1年生43人は9日、学校周辺でごみ拾いを行った。高校の新学習指導要領に基づく「総合的な探究の時間」の一環。
環境美化活動を通じ、ごみの不法投棄の実態を知り、地域の環境を守る意識の向上などを狙いに初めて実施した。生徒は12班に分かれ、JR白老駅前や国道沿いなど7エリアで可燃ごみと不燃ごみを分別しながら拾い集めた。学校に戻った生徒らは、収集したごみの重さを計測し、どのような種類のごみが捨てられていたかを調べた。
同校からJR白老駅前までの白老中央通りではタイヤのホイールやビニール傘など、駅前周辺や国道付近ではペットボトルや空き缶、たばこの吸い殻などの投げ捨てが目立った。
2時間ほどで集めたごみは可燃、不燃合わせて7・7キロ。活動に臨んだ小山田大翔(つばさ)さん(15)は「町が少しでもきれいになればうれしい。ごみをなるべく出さない暮らしを心掛けたい」と話した。