第61回春季北海道高校野球大会室蘭支部予選第2日は8日、とましんスタジアム=苫小牧市=でAブロック2回戦2試合が行われた。鵡川は9―1で苫小牧高専に快勝。苫小牧東は5―0で伊達開来・緑丘に完封勝ちした。
大会初日の7日に行われたAブロック2回戦では苫小牧中央、北海道栄がそれぞれ初戦を突破した。
8日
【Aブロック】
▽2回戦
鵡 川
013001022―9
100000000―1
苫小牧高専
(鵡)後藤、高橋―木川
(専)遠藤、北川―鈴木、青木
?萩原爽(鵡)
?萩原爽2(鵡)鈴木(専)
苫小牧東
101030000―5
000000000―0
伊達開来・緑丘
(東)福田、大澤、長谷川―前川
(伊)洲崎、中村―本井
?八木、富塚(東)
?秋田、蛯子(東)
7日
【Bブロック】
▽1回戦
静 内
300101210―8
100100001―3
浦 河
(静)吉原、櫻井―溝口
(浦)松田志、鳥井、杉本―山岸
?西岡2、清水、溝口(静)佐々木(浦)
【Aブロック】
▽2回戦
苫小牧中央
1141000―7
0000000―0
5校連合
(七回コールド)
(中)西村、横野、新、斉藤―上野
(連)樋江井、村田―磯部
?上野(中)
?名取(中)
※5校連合は苫小牧西、白老東、富川、えりも、室蘭工業
室蘭栄
0010000 ―1
3000005x―8
北海道栄
(七回コールド)
(室)住吉―佐々木
(北)川端―花見
?住吉(室)森谷(北)
―登録選手枠増え、チャンス
グラウンドに見慣れない背番号がちらほら―。道高校野球連盟は今季、春季大会限定で各チームの登録人数を18から25に増枠した。道外の実施状況などを踏まえた取り組みは、室蘭支部の各校でも歓迎されている。
試合時にベンチ入りできる選手は従来通り18人までだが、登録25人の中から選択することが可能になった。出場17チーム中、私立校を中心に8チームが上限いっぱいの25人。3チームが20人以上を登録した。
真っ先に恩恵を受けたのは7日の開幕戦に登場した静内。背番号「21」を付けた西岡(1年)がスタメン出場し2安打2打点の活躍。4月初めに左の股関節を痛め、「18人登録であれば入れないつもりだった」と高橋監督は打ち明けた。
大型連休中に練習に復帰したばかりの西岡は「試合に出場できるなんて思ってもいなかった。最初は緊張したけど、先輩たちのおかげで気楽にプレーできた」と笑み。
部員68人を抱える駒大苫小牧の佐々木監督は「選手たちのチャンスが広がる」と歓迎。大会直前に調子を落とし、泣く泣く登録外にした選手が毎年出る。「進路の面でも有効になるのでありがたい」という。
昨年秋の道大会で背番号16番だった黒坂(3年)は、今回19番で登録メンバーに滑り込んだ。「それでも入れなかった仲間がたくさんいる。その分も頑張らないといけない」と気を引き締めていた。