新ひだか町地酒づくり協議会は、静内産米「彗星」を原料にした純米吟醸酒「静内彗星」を造り、町内で販売を始めた。地酒造りは今年で4年目の取り組みとなる。
同協議会は昨年、静内豊畑の農業法人豊穂(日蔭由昭代表)の水田で酒造好適米「彗星」を栽培し、約1・7トンを収穫。醸造は上川管内上川町の上川大雪酒造に委託し、1200本を製造した。
完成した「静内彗星」の価格は2090円(720ミリリットル入り)。Aコープしずない店、地酒と米のときわ、町観光情報センター「ぽっぽ」の3カ所で扱っている。5月末までは1870円の限定価格で販売する。
協議会会長を務める佐藤雅裕・新ひだか観光協会会長は「非常に飲みやすい酒。静内産の米で作った地酒をPRし、町を盛り上げていきたい」とアピール。試飲した豊穂の日蔭会長は「香りがすっきりして、最高の味に仕上がっている」と話した。