第48回苫小牧市長旗争奪大会兼第12回大東開発杯争奪大会兼第4回戸部英一杯争奪記念大会最終日は5日、とましんスタジアム=苫小牧市=で決勝が行われ、拓勇ファイターズが7―0で明柳ジャイアンツに五回コールド勝ちし、大会2連覇を達成した
拓勇は一回に4番高橋(6年)の2点適時打などで一挙5点を先制。投げては先発した椙尾(同)が明柳打線をわずか1安打に抑えた。明柳は初回の大量失点でゲームをつくれなかった。
▽決勝
明柳ジャイアンツ
00000―0
5002X―7
拓勇ファイターズ
(五回コールド)
(明)熊谷琉、熊谷颯―打田
(拓)椙尾―佐竹
?西村(拓)
?金澤(明)椙尾(拓)
▽準決勝
北光ファイターズ
300000―3
22002X―6
明柳ジャイアンツ
(北)前川、富田、小堤―内山
(明)渋谷―打田
?長谷川結(北)近澤(明)
沼ノ端ジェッツ
000000―0
21002X―5
拓勇ファイターズ
(ジ)加藤、三井汰―熊野博
(拓)経塚、佐久間、椙尾―佐竹
?経塚(拓)
▽2回戦 明柳ジャイアンツ9―0錦岡ジュニアタウンズ、北光ファイターズ9―3飛翔スワローズ、沼ノ端ジェッツ11―0ときわ澄川ライオンズ、拓勇ファイターズ9―1沼ノ端スポーツ少年団▽1回戦 明柳ジャイアンツ6―4白老町少年野球クラブ、北光ファイターズ10―0新生台イーグルス、飛翔スワローズ7―2北星有珠の沢ホークス、ときわ澄川ライオンズ9―0大成・リトル合同、沼ノ端ジェッツ9―0日新スポーツ少年団、拓勇ファイターズ3―2泉野イーグルス、沼ノ端スポーツ少年団7―1末広・美園合同
―ライバル下し王座守る
拓勇がライバルに相次いで雪辱を果たし、王座を守った。
とましんスタジアム杯(4月)で1―2と競り負けた泉野イーグルスとの1回戦。1点を追う最終六回に打線がつながり、3―2でサヨナラ勝ちした。
決勝は苫小牧民報販売店協力会旗東地区大会決勝で苦杯をなめた明柳。一回に4安打を集めると、積極的な走塁で相手守備を翻弄(ほんろう)し大量点につなげた。横谷主将(6年)は「チャレンジャーの気持ちで戦えた」と胸を張った。
山村監督は「相手に合わせることなく、拓勇らしい野球を貫いてくれた」と喜ぶ。新型コロナウイルス禍で満足な練習が積めない中、「一生懸命個人練習に取り組んでくれた」と目を細める6年生中心に力をつけてきた。
全日本学童軟式野球大会(8月、東京都)に向けた最初の関門、8日開幕の苫小牧支部予選では3連覇が懸かる。横谷主将は「失点したときに掛け声が出なくなるときがある。直していきたい」。山村監督は「次も自分たちの野球ができれば必ず優勝できる」と背中を押した。