安平町追分の道の駅「あびらD51(デゴイチ)ステーション」で29日、開業3周年を記念したイベント「開業3周年まつり」が始まった。最大で10連休となるゴールデンウイーク(GW)の皮切りとあって、会場には多くの家族連れなどが訪れ、場内に笑顔が広がった。
屋外の青空レストランには町内外の8事業者が出店し、道の駅の新商品でもあるケンボロー豚ジャンボ肉しゅうまいをはじめ、厚岸特大蒸し牡蠣(かき)や塩コロジンギスカン、ハスカップスムージーなどを提供。昼食時には各ブースの前に列ができた。館内もプレミアム豆乳ソフトクリームや完熟トマトソースピザといった限定商品、おなじみのパンやベーカリーを買い求める客でにぎわった。
また蒸気機関車(SL)「D51―320号機」が屋外に登場したほか、屋外展示している特急用ディーゼル気動車「キハ183系」の車内を公開。鉄道ファンや家族連れがカメラやスマートフォンを手にその姿を収めていた。隣接する柏が丘公園(愛称ポッポらんど)ではミニSLが運行し、午前の段階で予定していた運行すべてが予約で埋まる好評ぶりだった。
イベントは5月8日まで。この間、屋外では連日飲食物を提供する出店を用意するほか、館内では雑貨などのマルシェを開催する。1、5、8日にはSLの屋外展示(午前10時~午後2時、雨天時中止)やミニSLの乗車体験(午前11時~午後2時、同)、8日にはキハ183の車内公開(午前10時~午後2時)も予定している。
道の駅を運営するあびら観光協会では、1日当たり4000~5000人ほどの来場を見込み、対応に当たるとしている。