白老牛銘柄推進協議会(岩崎考真会長)は、6月上旬に道央自動車道白老インターチェンジ前広場で開催を予定していた白老牛肉まつりの中止を発表した。新型コロナウイルス感染症の収束が見通せない中、万全な感染防止対策を講じるのは困難と判断した。
岩崎会長は「開催に向け準備、検討を進めてきたが、来場者、参加者、関係者の健康、安全面を第一に考慮した結果、中止という苦渋の決断に至った。一日も早い収束を願うとともに、次回は一人でも多くの皆さまに白老牛を堪能いただけるよう精いっぱい努めたい」とコメントした。
同まつりは、白老牛が町民に親しまれるようにと、1989年に町民ふれあい広場で第1回を開いたのが始まり。2010年の第22回は口蹄(こうてい)疫、20年の第31回は新型コロナウイルス感染拡大の影響で中止した。21年は第31回特別編としてドライブスルー形式で開催を予定したが、道内全域の緊急事態宣言を受けて郵送販売形式に変更した。直近の通常開催では、19年の第30回に4万5100人の来場者が集まった。