5月5日の「こどもの日」を前に、厚真町の上厚真パークゴルフ場に、大小のこいのぼりの群れがお目見えした。上空に色鮮やかな約70匹がずらりと並び、春の風に揺られながら空を泳いでいる。この時期ならではの限定スポットで、通学する小中学生をはじめ道行く人やパークゴルフ愛好者の目を楽しませている。
こいのぼりを設置したのは、厚真ライオンズクラブ(LC=大捕孝吉会長)。青少年の健全育成を目的に30年以上続けている。同クラブによると、当初は厚真大橋近くの厚真川を横断して掲げていたが、2002年から上厚真地区で掲揚している。
今年は27日にクラブ会員20人で作業を実施。コースの上空を横切る120メートルほどのワイヤに、赤や青、黒、緑などのこいのぼりを、強風であおられ隣同士が絡まないよう間隔を開けて取り付けた。大捕会長は「毎年、子どもたちや通る人が足を止めて見上げている。楽しんでもらえたら」と期待する。この後、パークゴルフ場の清掃事業も合わせて行い、地域の美化に努めた。
こいのぼりはLCの会員が管理し、雨風で絡まったり、破れたりした場合は交換、補修しながら5月6日まで掲げる。