白老町陣屋町の仙台藩白老元陣屋資料館は5月20日まで、端午の節句企画「武者人形展」を開いている。町内の古物収集家から借り受けた昭和初期から平成にかけての五月人形やかぶとなど46点を展示する。
5日の端午の節句にちなみ、2004年から毎年開催している。人形や陣がさ、陣太鼓など資料30点を、町栄町の長谷川毅さん(62)から借り受けた。災厄から子どもを守り、健やかな成長を祈って飾られてきたものという。
会場には、よろい装束の武者人形や弓太刀飾り、かぶとのほか、相撲を取ったりコイを釣り上げたりしている金太郎人形を展示したコーナーも。
訪れた人は「昔はよく飾っていた」「懐かしい」と思い出に浸りながら資料に目を向けていた。
同館は「こどもの日イベント」を5日午前10時から午後2時まで開き、よろい、かぶとの試着体験や手焼きせんべい体験、ドローン実演体験などを実施する。
問い合わせは同館 電話0144(85)2666。