安平町長選で再選を果たした及川秀一郎町長(57)が25日、町役場総合庁舎に初登庁した。「スローガンの『震災とコロナ禍を乗り越え、未来へ飛躍するふるさとづくり』に向けて職員一丸となって頑張っていきたい」と抱負を述べ、及川町政2期目をスタートさせた。
午前9時ごろ、早来地区の総合庁舎前に黒のスーツ姿で車から降りると、正面玄関前で出迎えた女性職員から花束を受け取り、拍手を受けて庁舎内に入った。取材に応じた及川町長は「公約の指示を徹底し、きょうからさまざまな課題に早急に取り組んでいきたい」と力を込め、午後からの庁内会議に臨んだ。
及川町長は、来年度に控える小中一貫の義務教育学校「早来学園」の開校に伴う教育環境の整備や「子ども教育環境条例」の制定を目指すなど、子育て・教育を柱にした取り組みで子育て世代やファミリー層の移住定住などを促し、人口減少対策につなげる考え。また、震災復興として、早来町民センターの大規模改修、道の駅を拠点にした回遊交流、新規就農の支援など、さまざまな政策を掲げている。