苫小牧商工会議所は、2月の第224回日商珠算能力検定試験1級で満点を取った東千歳中学校(千歳市)3年、亀田和輝さん(14)に、日本商工会議所からの表彰状を贈った。
検定試験は日本商工会議所の主催で、年3回実施されている。第224回試験の1級受験者は全国で8566人。合格者は2551人で、そのうち満点合格者は24人、道内では3人だった。
亀田さんは保育園の年長児の時、友人らが通っていた安平町の立浪珠算教室に通い始めた。1級の試験は、掛け算、割り算、見取り算を30分で行い、300点満点中240点以上で合格となる。2017年6月に受かっていたが、「少ない人しか取れない満点を目指したい」と高みを目指し、再挑戦。同教室で4人目の1級満点合格者となった。
20日に苫小牧経済センタービルで表彰式が行われ、表彰状を手にした亀田さんは「試験当日は緊張したが、数カ月にわたって練習してきたという自信を糧に試験に臨んだ」とにっこり。「次は段を目指したい」と意気込んでいた。