白老町萩野のはまなす保育園(金崎理英園長)で18日、町幼年消防クラブの発会式が行われた。3~5歳の園児24人が消防車両による放水や消火訓練を見学。火の怖さや消防活動の大切さに理解を深めた。
町消防本部(後藤悟消防長)が1993年から続ける取り組み。毎年春の全道火災予防運動に合わせ、町内の保育園と幼稚園5園で幼年消防クラブを開設している。
今年度、最初の発会式を行ったのがはまなす保育園。町消防本部予防課職員が、火遊びによる火災の怖さを説明し、年長組の園児たちが「ぼくたち、わたしたち、火遊びは絶対にしません」と元気な声で誓いの言葉を述べた。
その後は屋外で、消防車両が勢いよくホースから放水する様子を見学したり、車両に乗り込んで消防車の大きさを体験したりし、保育士らの消火体験では「先生頑張って」と大きな声で応援していた。
同課職員は「火事を見掛けたら大きな声で『火事だ』と周りの人に知らせて」と呼び掛け、金崎園長は「体験を通してさらに防火意識を高めてもらえたら」と話していた。