むかわ町の魅力を発信する地域商社「M Dino」(エムディノ、遠藤研二代表)は、北央信用組合(本店札幌)とタイアップして恐竜の巨大縫いぐるみ「メガ・ティラノサウルス」を限定50体制作する。このうち20体をインターネットで販売し、収益を胆振東部地震の復興支援、地域商社で行う新商品開発の資金に充てる考えだ。
縫いぐるみは、恐竜の中でも人気の高いティラノサウルスを起用。同社がこれまでに制作した恐竜の縫いぐるみと同様、かわいらしいキャラクターを生かし、頭から背中、手足にかけての部分には、ピンクとブルーのグラデーションが掛かったうろこ模様の特殊な生地を使っている。サイズは全長103センチ、幅52センチ、全高63センチで、従来の縫いぐるみより2倍ほど大きいという。
限定の縫いぐるみは、インターネットによる資金調達「クラウドファンディング(CF)」サイト「キャンプファイヤー」で5月末まで販売。定価3万5000円のところを3万1500円(送料、税込み)で販売し、6月末ごろの発送を予定している。
地域商社は「このクラウドファンディングを通じて『むかわ町』『むかわ竜』を多くの方々に知っていただき、まちが持つ魅力や価値の発見、理解を深めるきっかけにしていただければ。コロナ禍が収束した際は足を運んでほしい」。コロナ禍に苦しむ商店や企業をCFによる資金調達で支援する全国信用協同組合連合会の事業を活用して同社をバックアップした、同社の出資金融機関でもある北央信用組合は「希少価値の高い、全世界50体限定の巨大恐竜縫いぐるみ。ぜひこの機会に購入してご支援を」と呼び掛けている。