任期満了に伴う安平町議会議員選挙は17日に投開票が行われた。定数12の議席獲得へ現職と元職、新人の候補者計13人が12日の告示から5日間にわたる戦いを繰り広げた結果、今回唯一の新人だった内藤圭子氏(61)=無所属=が611票を獲得し、トップ当選を果たした。このほか、現職10人と元職1人が当選し、現職1人が議席を失った。党派別では無所属が10人、公明と共産が各1人となった。
17日午後11時すぎ、当選者12人が正式に確定した。開票の結果、きめ細かく町内各地を回って女性層を中心に幅広い支持を得た内藤氏が200票以上の差を付けて初当選。現職では手堅く票を獲得した小笠原直治氏(72)=同=が386票で2位、梅森敬仁氏(64)=同=が366票で3位となった。元職の高山正人氏(65)=同=は364票で2期ぶりに返り咲いた。一方で、当落線上をめぐる争いは確定直前まで20票差内に5人がひしめき、息をのむ展開となった。
町選挙管理委員会によると、当日の有権者数6245人(男3071人、女3174人)に対して、投票者数は4147人(男2002人、女2145人)。投票率は66・41%で、前回2018年の選挙に比べて10・2ポイント下がった。