白老町高齢者大学(安藤尚志学長)の2022年度入学式が12日、町中央公民館で開かれ、新入生が新たに学びを深めていくことを誓った。新入生は8人で、式には5人が出席。在校生や関係者を含め約100人が参列して入学を祝った。
20、21年度の入学式は、新型コロナウイルスの感染症の予防対策で新入生のみ出席するなど簡素にしていたが、今年度は3年ぶりに通常通りの式典になった。
伊藤信幸事務局長が安藤学長の式辞を代読し、「高齢者の居場所づくりや生きがいづくりは人生100年時代における高齢者教育の重要な使命」とあいさつした。また北吉原地区で学ぶ谷内勉さん(80)が在校生代表として「各活動に積極的に参加し、一日も早く大学に慣れ、学生生活を満喫してもらいたい」と述べた。続いて緑丘地区の粂田正博さん(72)が新入生代表として登壇。「自ら積極的に学び続け、地域の担い手として活躍できる生涯を送りたい。地域の発展のために知恵や技能を還元できるよう日々の学習に努め、励む」と誓った。
同大学は1974年度、学生数98人で開設された。今年度の学生総数は132人。2年後の2024年度に開設50周年を迎える。