任期満了に伴う安平町長・町議選が12日、告示された。町長選で正午までに立候補の届け出をしたのは、2期目を目指す現職の及川秀一郎氏(57)=無所属=のみ。対抗馬の動きは見られず、無投票当選の可能性が高い。
及川氏は追分本町の選挙事務所で必勝祈願を行った後、出陣式に臨んで第一声。胆振東部地震からの復興や新型コロナウイルス感染症対策をはじめ、▽子どもが健やかに育つ環境を創る条例の制定▽地区別計画の策定▽早来町民センターの大規模改修による避難所機能と平時の運動場・合宿機能を兼ね備えた複合施設の整備▽高齢者や障がい者が安心して暮らすことができる環境の創出▽行政手続きのオンライン化による利便性向上と町全体のデジタル化▽老朽化する公共施設の最適化―など2期目の公約をアピールし、有権者に支持を訴えた。
陣営は午前中、追分地区の市街地を皮切りに農村地区を経て、安平地区を遊説。午後は早来地区の市街地や遠浅地区を巡った。
一方、定数12の町議選は予定通り事前審査を済ませた現職11人、元職1人、新人1人の計13人が立候補を届け出た。各候補は町内の各所で遊説を行い、5日間にわたる選挙戦の火ぶたを切った。
町長選、町議選ともに立候補の届け出は午後5時に締め切られ、選挙戦となった場合は17日に投開票が行われる。町選挙管理委員会によると、11日現在の選挙人名簿登録者数は6397人(男性3164人、女性3233人)。13~16日まで早来地区の総合庁舎、追分地区の総合支所でそれぞれ期日前投票(午前8時半~午後8時)を受け付ける。