28年ぶりの完全試合を史上最年少で達成したプロ野球ロッテの佐々木朗希投手が11日、一夜明けてZOZOマリンスタジアムで取材に応じた。「少しずつ実感が湧いてきた。きのうはかみしめながら夜を過ごした」と喜びを語った。
快挙の後、あまり寝られなかったという。祝福のメッセージは「今までで一番届いた」と話し、家族からは「いつも通り。おめでとう」と連絡を受けた。
プロ初完投が完全試合となり、プロ新記録となる13者連続奪三振を樹立。19個の奪三振もプロ野球記録に並んだ。試合後は緊張はなかったと話していたが、自身の映像を見て「後から見た方が緊張した」と笑った。105球の力投を「あっという間だった。上出来」と自賛した。
岩手・大船渡高から入団後の土台づくりに割いたプロ2年目までを「プラスになっている」と改めて振り返った。まだまだ伸びしろのある20歳。「今回の記録はなくなるものではないが、1年間結果を出すことが求められる。切り替えて頑張りたい」。この1勝があくまで通過点であることを強調した。