【シカゴ時事】米大リーグは7日、各地で開幕し、エンゼルスの大谷はアストロズ戦に先発投手兼1番指名打者として出場し、投手として4回3分の2を投げて1失点で敗戦投手となり、打席では4打数無安打だった。大谷が開幕投手を務めたのは初めて。エンゼルスは1―3で敗れた。
カブスの鈴木はブルワーズ戦に6番右翼で初出場し、五回に左前へメジャー初安打を放ち2打数1安打。カブスは5―4で競り勝った。
パドレスのダルビッシュはダイヤモンドバックス戦で先発し、6回無安打無失点と好投したが、九回に救援が崩れ勝敗はつかなかった。パドレスは2―4で逆転サヨナラ負け。パイレーツの筒香はカージナルス戦に4番一塁で出場し、3打数2安打だった。
菊池と加藤のブルージェイズ、沢村のレッドソックスは8日に今季初戦を迎える。
ダル、6回をノーノー
パドレスのダルビッシュは、2年連続で任された大役に快投で応えた。開幕戦の緊張感は「全くなかった。むしろ楽しみにしていた」。序盤から直球が走って無安打投球を続けた。ただ、制球が安定せず6回で92球を要し、ここで降板。「球数的に(ノーヒットノーランは)ないのは分かっていた」と淡々と振り返った。
開幕前日には、昨季30登板すべてでバッテリーを組んだカラティニがトレード移籍。それでも正捕手ノラと、今季から採用された電子機器でサイン交換を試すなど意思疎通を図り、「(昨季と)違う投球ができた」とうなずいた。
チームは九回に登板した元阪神のスアレスが乱調で、逆転サヨナラ負け。開幕投手としての役割を果たしたダルビッシュは、「気にせず前を向いてほしい」と同僚を気遣った。