鵡川高受け入れ地域みらい留学 「復興に向かう姿見たい」 神戸市から来町 島本さんに聞く

  • ニュース, 白老・胆振東部・日高
  • 2022年4月9日

 都市部に住む高校生が地方の高校に単年留学する「地域みらい留学365」(内閣府の高校生対流促進事業)で、鵡川高校に1年間留学する神戸市の啓明学院高校2年の島本凜々さん(16)。留学のきっかけやむかわ町で挑戦してみたいことなどを聞いた。

 ―今回の留学を決めたきっかけは。

 昨年の夏の終わり頃、チラシを見て(地域みらい留学の制度を)知った。私自身、あまり積極的に物事に取り組んだことがなかったが、チラシを見た時に衝動的に「やってみたい」という思いに駆られた。海外留学も考えていたが、新型コロナウイルスの影響で見通しが立たなかった。それでも、社会人になる前に挑戦できることはしたい、コロナに振り回されてしまうのはもったいないと思って決めた。

 ―鵡川高校を選んだ理由は。

 最初は山形県の学校も考えていたが、北海道のシシャモや恐竜といった魅力、(2018年9月に発生した)胆振東部地震から復興に向かっていく姿を見てみたいと応募した。

 ―むかわ町の印象は。

 地域の方々や学校の先生、生徒とまだたくさん話をできているわけではないが、話をしてみて明るく、町の外から来た私にも優しく接してくれた。声掛けもしていただき、支えてくれるという安心感がある。心のよりどころになる。

 ―やってみたいことは。

 動物が好きだが、都会では触れ合う機会が少ない。むかわ町に来る途中では牛を見た。1年間あるので、近くに行って餌を与えたり、乳搾りをしたり、そういった体験をしてみたい。

 ―目標は。

 まだ自分自身の夢や目標が見えていない状態。新しい環境で一から自分のことを見詰め直す機会だと思うので、視野を広げ、1年後に将来の自分の姿が見えるように頑張っていきたい。親が看護の仕事に就いていて、(看護の世界と)身近で接する機会が他の人よりは多かった。難しい道だけど、選択肢には入れている。

 地域みらい留学365 高校2年生の1年間、在籍している高校とは別の高校で過ごす国内留学制度。都会では味わえない自然や文化に触れ、新たに出会う友人や世代を超えた仲間たちと共に、地域ならではの魅力や生きた課題に向き合い、社会で生き抜く力を養っていく。また、留学生の視点から地域の魅力を伝えてもらうことで双方が交流を深め、将来にわたる関係性を築くことなどが期待される。在籍校に籍を置いたまま留学先で1年間を過ごし、3年時に在籍校に戻る。

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