白老東高校(小川政博校長)で8日、第36回入学式が行われた。新1年生2クラス43人が入学。式に臨んだ新入生たちは、緊張した表情を見せながらも、夢や希望を胸に高校生活をスタートさせた。9日には北海道栄高校(渡邊和弘校長)でも入学式が行われ、5クラス126人が入学した。
白老東高では1人ずつ新入生の名前が呼ばれた。小川校長が「入学を許可します」と述べ、式辞で校訓の「自彊(じきょう)、聡明(そうめい)、礼節」について紹介した。自彊は学習や心身の管理に自ら励むこと。聡明は他者の話を聞き、よく理解し、正しく判断すること。礼節は互いに尊重し合い、高め合うこと―とし、「目の前に困った人がいたら見て見ぬふりをせず、手を差し伸べてほしい。他者のアイデンティティーを理解し、尊重してほしい。そのためには教養を高めることが必要で、日々の授業が大切になる」と語り掛けた。
生徒宣誓では、新入生を代表し堀部京華さん(15)が「白老東高校の生徒として、一人ひとりが自覚と誇りを持ち、精いっぱい努力していくことを誓います」と宣誓した。