安平町早来地区で2023年4月に開校する小中一貫の義務教育学校「早来学園」開校に伴い、今年度限りで閉校となる遠浅、安平両小学校は7日、最後の入学式を挙行した。新1年生が新しい一歩を踏み出した。早来小学校は8日に入学式を行った。
遠浅小には4人が入学した。かわいらしいスカートに身を包み、在校生、教職員、保護者らの拍手に迎えられて入場。1人ずつ名前を呼ばれると、緊張した面持ちながら元気な声で返事をしていた。
奥本政一校長は「大きな声ではっきりとあいさつを」「先生やお友達の話を最後までしっかり聞き、尋ねられたことに答える(返事)」「早寝早起きをして、朝ご飯を食べて」―と三つの約束事を守るよう話し、「元気に学校に登校してきて」と呼び掛けた。児童を代表して6年生の川口紗央さん(11)は「(遠浅小は)他の学校ではできない楽しいことがたくさんある。皆さんは最後の入学生になりますが、共に胸を張って過ごしていきましょう」と歓迎の言葉を贈った。
遠浅、安平、早来の3小学校と早来中学校は来年3月末で閉校となり、新年度から早来地区の義務教育学校としてスタートする。町教育委員会によると、今年度の新1年生は安平小で2人、早来小で29人、早来中で45人となっている。