地域を盛り上げようと、白老町虎杖浜在住の2人が気持ちを一つに同地区で17日、それぞれイベントを企画している。蒲原水産の蒲原亮平代表は運営する「虎杖浜たらこのかんばら」で16、17両日、リニューアルオープンを機に同店で食のワークショップ(WS)を実施。観音寺の米本智昭住職は17日、「寺マルシェ」を開く。
「虎杖浜たらこのかんばら」は2017年4月オープン。その日出来上がったばかりの「できたてたらこ」をはじめ珍味や加工品など、加工工場ならではの利点を生かして自社の製品といち押しの仕入れ商品を販売している。リニューアル後は扱う商品が約20品目増え、70品目になる。
食に関するWSは、月1回開催していく考えで、初回はアロマ天然除菌スプレーの作り方を税込み500円の参加料で手ほどきする。また、「自社製品のおいしい食べ方を積極的に提案していきたい」(蒲原代表)と店内の一角にレシピ紹介スペースを開設。同社が開発したレシピを印刷して用意し、自由に持ち帰ることができるようにする。さらに本来7000円相当のたらこや魚介類の詰め合わせを税込み5000円で提供する。
観音寺は、昨春初めて寺マルシェを開催した。今年も本堂や境内を会場に、ピアノとバイオリンのコンサート、地元野菜や海産物、アクセサリーなど手工芸品の展示即売を行う。
お香作り、念珠作りなど多彩な体験プログラムも用意する。講師は町内でカフェ結を営む田村尚華さん。マルシェは「お裾分け」の位置付けで、活動を支援したい場合は「さい銭箱」に善意を寄せる仕組みにしている。米本住職は「春を代表する地域イベントにしていけたら」と意気込んでいる。
蒲原水産のイベントは16、17日とも午前9時~午後4時。問い合わせは虎杖浜たらこのかんばら 電話0144(87)2057。「寺マルシェ」は午前10時~午後4時。問い合わせは観音寺の米本住職 携帯電話090(6265)0157。