登別市は、JR登別駅隣接地で2022年度に開設する情報発信拠点施設「ヌプル」のロゴマークを決定した。3案の中から選んでもらう投票を広く呼び掛けた結果、最多得票を得たデザインを採用することにした。
市は、ロゴマークについて昨年12月に公募。今年1月に選考し、アイヌ文様をモチーフとした3案に絞り込んだ。2月15日~3月9日の期間で、市のホームページなどを通じて投票の受け付けを実施。渦巻きの「モレウ」、とげを表現する「アイウシ」、目を意味する「シク」の三つの文様を組み合わせたデザインが最多得票を得た。
赤と紺の色で文様を描いた図柄は、登別の魅力をさまざまな角度から体感してほしいという意味が込められている。市は、ヌプルの建物に掲示するなど、施設のPRや利用促進に向けてロゴマークの活用を進めていく。
ヌプルは、観光客の表玄関・JR登別駅周辺のにぎわいを創出する施設。建物は2階建て(延べ床面積1440平方メートル)で、1階に観光案内所、アイヌ文化と特産品のPRコーナー、市役所支所、飲食テナントなどを配置。2階に多目的室などを設ける。10月に完成し、22年度内のオープンを予定している。
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