白老町のしらおいイオル事務所チキサニで26、27両日、アイヌ文様刺しゅう体験が開かれた。地元や苫小牧市から10人が参加し、刺しゅうを施したポーチ作りを楽しんだ。
一般社団法人白老モシリがイオル(アイヌ民族の伝統的生活空間)体験交流事業として企画した講座。町内のアイヌ文様刺しゅうサークル「フッチコラチ」代表の岡田育子さんが講師を務めた。
参加者は岡田さんの指導を受けながら、2日間かけて針と糸で布に文様の線を描き、ポーチに仕上げた。友人と一緒に受講した苫小牧市の女性(64)は「アイヌ文様の刺しゅうを体験したのは初めて。難しいけれど奥深く、もっと上達したい」と話した。