むかわ町長選で3選を果たした竹中喜之町長(68)が23日午前、町役場に登庁し、3期目のスタートを切った。2018年9月に発生した胆振東部地震からの復興やいまだ終息しない新型コロナウイルス感染症対策などを挙げ、「新たにもう一歩、全力で町政に取り組ませていただきたい」と就任のあいさつをした。任期は同日から4年間。
同日午前9時ごろ、鵡川地区の本庁舎1階の正面玄関に黒のスーツで姿を現すと、待ち構えていた職員から歓迎の拍手で迎えられ、登庁セレモニーでは女性職員から花束を受け取った。
その後、訓示を行い、「まだコロナ禍は続いており、復興も道半ば。やりかけているもの、効果の表れていないもの、盛りだくさんの課題を抱えている」と説明。新型コロナ対策を最優先にした創造的復興、デジタル化や脱炭素社会といった新たな時代に対応したむかわ版の地方創生を方針に掲げ、「キーワードの『つながる』を共に創ることを意識してこれからのまちづくりを進めていきたい」と決意を新たにした。
また、「地域の主役は町民」と言い、「町民の皆さんに必要とされる町職員として力を発揮できる環境をつくっていきたい」と言葉に力を込めた。