白老東高校(高野隆広校長)で18日、1年生と2年生を対象にした合同企業学習会が開かれた。製造業など地元企業が参加し、生徒に仕事内容や働く上での心構えについて説明した。
地元企業の魅力を伝え、進路選択の参考にしてほしいと、1、2年の計117人を対象に白老町と町商工会が企画。製紙・食品工場や金融機関、高齢者・障害者施設、和牛生産牧場など町内の12社が体育館にブースを構えた。
学習会の開催に当たり、町商工会の熊谷威二会長は「これからの白老には若い力が必要」と、卒業後の地元就職を願って生徒らに呼び掛けた。その後、各企業の担当者はパンフレットや動画を使いながら、自社のセールスポイントや業務内容、仕事を通じた地域貢献について紹介。言葉遣いや身だしなみを大切にするなど社会人としての心構えも伝えた。
食品工場や信用金庫などのブースを巡った2年生の高橋祐紀さん(17)は「白老のさまざまな企業の存在や仕事について知ることができ、とても参考になった」と話していた。