任期満了に伴うむかわ町長選は15日告示される。現時点で立候補を予定しているのは、3選を目指す現職の竹中喜之氏(68)のみで、対抗馬を擁立する組織だった動きは見られない。同じ日程で行われる町議選も定数13に対し、同数の13人が立候補を予定している。町長選は5回連続、町議選も前回に続いて無投票になる可能性が高い。
竹中氏は昨年12月の町議会定例会で出馬を表明。2月下旬に開かれた後援会事務所開きの席で、▽2018年9月に発生した胆振東部地震で大きな被害を受けた町の復旧・復興▽人口減少や今なお続く新型コロナウイルス感染症対策と対応▽持続可能なまちづくりの推進。脱炭素社会の形成▽デジタル技術の有効活用―などを掲げている。
町議選は、立候補予定者説明会から少し状況が変わった。現職の3人がすでに引退を表明。事前審査を済ませた現職8人と元職1人、さらに新人4人が出馬の意向を固めたとみられ、準備を進めている。
立候補の届け出は、町選挙管理委員会が15日午前8時30分から午後5時まで町産業会館で受け付ける。選挙になった場合は、20日に投開票を行うことになる。
1日時点の有権者数は、6637人(男3249人、女3388人)となっている。