むかわ町は、恐竜をモチーフにしたPRキャラクターの名称を「恐竜ホリたん」に決定した。町は今後、キャラクター名を前面に打ち出し「恐竜の町」をアピールするとともに、「グッズなど商品開発にも使ってもらえたら」と積極的な活用を呼び掛けていく考えだ。
PRキャラクターはこれまで、恐竜ワールド構想の取り組みや町内資源を発信する広告の役割を担ってきた。かわいらしさもあって町内ではおなじみになっていたが、正式名称がなかったため、1月7~16日の期間で案を募集。道内外から343件の応募があり、町や委託事業者らの審査を経て、最終候補10点でインターネット投票(2月7~16日)を行った。
町経済恐竜ワールド戦略室によると、総投票数は330票。混戦となったが、「ホリたん」が最も多い68票を獲得し、「むかりゅー」や「カムカム」などを抑えた。ホリたんは、ハドロサウルス科の植物食恐竜「カムイサウルス・ジャポニクス」(通称むかわ竜)を最初に発見した発掘家の堀田良幸さんの名前を、これからのむかわ町の子どもたちに伝えていきたいという思いが込められているという。
名称を応募したreracoさんは、町のリリースを通じて「発掘家の方の好きなことを続ける魂。それが奇跡の発見につながったことは、本当に夢とロマンに満ちあふれたすてきなこと。キャラクターの名前から次の世代の子どもたちに何かをつなげていけることができるといいなと思います。むかわ町の魅力をたくさん発掘できるような活動を『ホリたん』に期待しています」とコメントを寄せた。
町経済恐竜ワールド戦略室は「名前があった方がより親しんでもらえると思っていた。グッズなど目に見える形で活用してもらえたら。将来的には、ホリたんの着ぐるみもできれば面白いのでは」と話している。