白老町の「白老町立病院を守る友の会」(宗像千恵子代表)は7日、建て替えを予定している町立国保病院に関する提言書を戸田安彦町長に提出した。
提言書は▽医師や看護師など医療従事者の確保に尽くすこと▽患者サービス強化の観点から院内設備の充実を図り、通院・入院しやすい環境を整えること―など7点。宗像代表ら同会メンバー5人が町役場を訪れ、戸田町長に手渡した。
同会は2013年、一時廃止も議論された町立国保病院の存続を目指して発足。署名活動などに取り組んできた。町民の声を受けて町は病院の存続と改築の方針を決め、新病院の建設へ動きだした。現在、24年5月の開院に向けた作業を進めている。
こうした状況を踏まえて宗像代表は「一定程度、運動の成果があったものとして会の解散を考えている」と戸田町長に報告した。