むかわ町の竹中喜之町長は、7日に開会した町議会定例会の冒頭でロシアのウクライナへの軍事侵攻について言及し、「早期の攻撃停止と撤退を求める」と強く抗議する考えを示した。
町は、世界の国と地域にある約8000自治体で構成する核兵器廃絶を目指す国際的ネットワーク「平和首長会議」に加盟しているほか、「非核平和の町」を宣言している。
竹中町長はこれらを理由に挙げた上で、「世界の国々の努力で築き上げてきた、武力に頼らない平和協調を踏みにじる行為」と指摘。「ウクライナの多くの方の命が理不尽に失われたことにお悔やみを、被害に遭われている皆さんにお見舞いを申し上げる」とし、交流があるリトアニア共和国(アクメネ地域市)が近隣国であることから、「バルト3国などへ戦争の被害が及ばないことを願う」と話した。