白老町は、2022年度に子ども発達支援センターの大規模改修を行う計画だ。建物の老朽化が進んでいることから、屋根のふき替えなど大掛かりなメンテナンスを施し、子どもの発達支援や子育てサポートの活動環境を改善する。
同センターは02年に開設。1983年に建設された萩野小学校の校舎の空き教室を利用し、心身などの発達に遅れや不安のある子どもたちの療育など支援事業を行っている。また、子育て支援の活動拠点でもあり、親子の遊びの場を提供したり、育児相談に応じたりしている。
同センターを置く建物(鉄骨鉄筋コンクリート造り2階建て、延べ床面積576平方メートル)は、経年劣化で外壁のひび割れが目立つようになり、屋根も著しく老朽化。鉄の屋根部材が剝がれて落下する危険性もあることから、町は大規模改修に乗り出すことにした。
工事は、屋根のふき替えや外壁の全面的な修繕を主とし、今年秋ごろに着手。22年度内に完了させる。事業費は3940万円で、新年度一般会計予算案に計上した。町子育て支援課は「利用者が安心して活用できるよう安全な施設環境を整えたい」としている。