道が主催する「第36回全道中学生の税をテーマとしたポスター募集」で、厚真町の厚南中学校1年の小向彩さん(13)と2年の内山裕翔さん(14)が胆振総合振興局長賞を受けた。1日に同校で行われた伝達表彰セレモニーで賞状や副賞が贈られ、「すごくうれしい」と笑顔を見せた。
ポスター募集は中学生に税ついて関心、理解を深めてもらおうと毎年実施している。今年度は全道の100校から2741点の応募があった。このうち胆振管内からは17校300点が寄せられ、15人が同振興局長賞を受けた。
小向さんは自然を表現する木々と流れる川を描き、北海道の自然の豊かさを強調した。「立体感を出すために、川の(色の)濃さを変える工夫をした」と振り返り、「今後も北海道の自然はすてきだということを伝えたい」と目を輝かせる。
内山さんはトビを真ん中に据えたデザイン。「羽根の1枚1枚を意識した。自分にできることが一つ認められた」と喜びを語り、「北海道の自然は、みんなの道税で守っていくということを伝えていきたい」と話した。
来校した苫小牧道税事務所の幸村益利課税課長は「これからも才能を伸ばしてください」と激励の言葉を送った。