厚真町の厚南中学校(石田憲一校長)は17日、後期の勉強集会を開いた。卒業を3月に控える3年生が1、2年生に対し、グループトークを通して高校受験の心構えや学習方法、進路選択の際の考え方などをレクチャーした。
受験目前、またはすでに合格を決めている3年生から後輩たちにアドバイスを送ってもらおうと、学習委員が主体となって企画。8グループに分かれて進路の志望動機や勉強対策などをテーマに意見を交わした。
志望動機については「勉強と部活動を両立させたかった」「自分の興味を持った学校だった」といった声があり、受験対策として「入試の過去問題を何度も解いてみること」と助言をした。
3年生の吉岡楽和さん(15)は「体験入学に行っていろんなことを知っておいた方がいいと思う。自分たちの経験を参考にして、進路を決める時にすーっと(志望校を)見つけてくれたら」と後輩たちに思いを寄せた。学習委員長を務める2年生の三原埜々花さん(14)は「将来のことを早い段階で考えていることが分かった。自分の学力に合った高校に行くために、定期テストは今まで以上に頑張りたいと思った」と話していた。
集会には生徒一人一人がタブレット端末を持参し、その場で情報を共有。今回の集会内容についてアンケート調査した結果、半数以上の生徒が「よかった」と回答した。