白老町は、駅北観光商業ゾーン(ポロトミンタラ)に開設する物販施設へ出店を希望する事業者を募集している。白老の観光土産品などを販売する施設で、最長3年間の期限付きチャレンジショップとして貸し出す。募集件数は3店舗で、4月のオープンを目指す。
施設は木造平屋建て約86平方メートルで、3店舗分(1店舗当たり28・75平方メートル)を整備する。建設場所はポロトミンタラ内の観光インフォメーションセンター付近で、3月までに完成させる。施設の運営管理は白老観光協会が担う。
応募業種は、観光客向けに営業する小売業かサービス業。町内で店舗を運営中か、新たに営業する法人、個人を対象とする。また、午前9時から午後8時までの間に1日4時間以上、週4日以上営業することも条件とした。
契約期間は原則3年以内。貸付料(予定額)は月額3万7000円としたが、新型コロナウイルス感染拡大で打撃を受けた経済環境を考慮し2025年3月までは月額2万7000円。光熱水費は実費とした。事業者の募集期間は3月3日まで。事業提案書など必要書類を提出してもらい、物販施設選考委員会が書類選考する。結果の通知は3月中旬を予定。
物販施設は、白老の観光振興拠点・ポロトミンタラににぎわいを創出し、地域経済を活性化させる目的で整備。白老の魅力を観光客にアピールする場とするほか、コロナ禍の影響で売り上げが落ち込んだ地元事業者を支援する狙いもある。観光インフォメーションセンターにも白老や各地の土産品などを扱う物販コーナーはあるが、新しい物販テナント施設の整備で誘客促進につなげたい考えだ。
問い合わせは町産業経済課 電話0144(82)8214.