新冠町は10日、町長特別表彰として、競走馬コントレイルに対し、町で初めて馬に対する「特別栄誉賞」を贈呈した。
コントレイルは、美宇にある競走馬の生産、育成牧場ノースヒルズ(前田幸治代表)の生産馬。父ディープインパクト、母ロードクロサイト、母の父アンブライドルズソングで戦績11戦8勝。3歳時に無敗でクラシック3冠(史上3頭目)を制覇したほか、世界初の親子での無敗クラシック3冠を達成。2021年のジャパンカップ(GI)で有終の美を飾り、引退した。
この日は、同牧場の常務取締役福田洋志ゼネラルマネージャー(50)が町役場を訪れ、鳴海修司町長から表彰状盾とコントレイルの名が入った記念品が贈呈された。鳴海町長は「コントレイルの無敗3冠は、町をはじめ競馬ファンに多くの夢と希望を与えてくれた。これからは種牡馬としてますます期待が高まる」と称賛した。
福田マネージャーは「町内初の特別栄誉賞を頂き感謝している。コントレイルは3年間、本当に大きな喜びと感動や希望を与えてくれた」と謝辞を述べ、「同じような子、孫が誕生したらと期待している」と話していた。