厚真町地域特産品開発機構(事務局・町役場産業経済課)は10日、沖縄県の浦添市シルバー人材センター、苫小牧工業高等専門学校と共同開発した地元産ハスカップを使用した高級ワイン(果実酒)「アンプロメッセ・デ・アムール」の販売を厚真町内でスタートさせた。町内では数量限定で販売するほか、ふるさと納税の返礼品として活用する。
厚真産ハスカップのブランド化のPR活動の一環。同ワインの製造は3年目で、町産ハスカップと浦添市に生育する桑で熟すと黒紫色になるシマグワの実を使用。空知管内長沼町のMAOI株式会社で製造している。
同機構事務局によると、販売するワインはハスカップの香りが豊かで、舌触りが優しく、味は甘みと柔らかい酸味が特徴。色も鮮やかでフルーティーな仕上がりになっており、「肉料理などに合う」という。町内では昨年の今時期に初めて取り扱い、20本を用意したところ、2週間ほどで完売する好評ぶりだった。
価格は750ミリリットルで7260円(税別6600円)。数量は昨年より多い限定100本とし、ハマナスクラブ厚真藤井店で取り扱っている。商品名の「アンプロメッセ・デ・アムール」は、日本語で「愛の契り」とされ、二つの花から一つの実を付けることからハスカップの花言葉にもなっている。
同機構事務局の担当者は「バレンタインデー、ホワイトデーへの活用も期待している」と話す。