白老町は、2021~30年度の10年を期間とした「肉用牛生産近代化計画」を策定した。白老牛ブランド化の推進などに取り組み、地域の畜産業の振興を図る。
計画では、畜産振興の方針として▽畜産経営の育成と生産競争力の強化▽家畜衛生対策の推進▽ニーズを踏まえた生産・供給体制の推進―を掲げた。これに基づき、畜産経営の安定化、肉用牛改良の推進、担い手育成、家畜排せつ物の適正管理、白老牛のブランド化推進、販路拡大や地産地消の推進などに取り組むとした。
肉用牛の飼養頭数の目標値も設定。18年度の1万2757頭をベースに、計画最終年の30年度には1万5500頭まで増やすとした。また、飼養規模の拡大に向けた措置として、公共牧場を活用した自給飼料基盤の整備、地域内一貫生産経営の推進、肥育用牛導入資金の利子補給などを示した。