「小さな藍染め展」が22日まで、日高郵便局(窪田敏樹局長)で開かれている。来局者が、独特の色合いや多様な染めの技法に触れている。
藍染めは、日本人の暮らしに深く根付いてきた染め物で、特に天然藍の染色の色や風合いは美しい。
作品展では、町民センターを利用して活動している畠中康子さんと金澤葵さんが、昨シーズン活動した中で完成させたTシャツや織物(テーブルセンター)、トートバッグなど約20点を展示している。
アイの管理が難しいこともあり、本格的な染めは京都府の染色店から「天然藍濃縮液」を購入して行っている。染め方は「しぼり」「型抜き」「抜き描き」「綿糸を染めて機織り」「手描き」「抜き液に浸してから型抜き」など多様だ。
金澤さんは「(今回は)描き抜きのりを初めて使ってみた。少々難しかったが、今年も挑戦するのが楽しみ。のりを落とす出来具合がイメージと違っていたりするが、とても楽しい」と話した。
畠山さんは「ジャパン・ブルーと言われる青から濃紺色までの深い色合いと工夫された作品をご覧いただき、天然アイの染めの魅力を少しでも感じてほしい」とPRした。