サッカーJリーグの北海道コンサドーレ札幌に所属する、むかわ町出身の中村桐耶選手(21)が着用していたサイン入りのユニホームが町観光協会の事務所にお目見えした。チームが昨年、クラブ創設25周年を記念して用意した特別仕様になっており、ここにしかない貴重な品。「ぜひ見てほしい」とアピールする。
展示しているのは、中村選手のサインが入った限定ユニホームとパンツ、インナーシャツの3点セット。同協会がチームのオークションに参加して入手した。
中村選手は、鵡川中学校を経て札幌西陵高校に進学。同時にコンサドーレ下部組織のコンサドーレU―18に所属した。高校卒業後、正式にトップチーム入りを果たし、2019年シーズンの途中から日本フットボールリーグ(JFL)に加盟するホンダFCに期限付きで移籍してプレー。昨年からコンサドーレに復帰し、今季4年目のシーズンを迎える。
同協会では今後、胆振東部地震で被災した空き店舗をリノベーションし、春にオープンする予定のチャレンジショップに、その他のグッズなどもそろえた中村選手の展示コーナー開設を計画中。荒舘康治事務局長は「サッカーをやっている子どもたちがプロ選手のユニホームに触れたりすることで、夢に向かって進むきっかけになれば」と期待する。