安平町の追分高校(大浦充校長)は1月28日、町追分公民館で学習成果発表会を開いた。3年生21人がそれぞれ、選択授業の「マルチメディア」や「演奏に親しむ・音楽表現」の中で1年間学んできた成果を、ピアノ演奏をするなどして披露した。
新型コロナウイルス感染症対策として今回は来賓を呼ばず、学校関係者のみで実施。会場内に消毒液を設置し、座席のソーシャルディスタンス(社会的距離)を十分に確保した。
生徒たちは選択科目ごとにアニメーションの動画解説をしたり、手話で「世界に一つだけの花」を披露したりした。ピアノ演奏では8人がそれぞれソロで曲を奏でた。
3年生の木下奈々さん(17)は浴衣の作り方をスライドで紹介したほか、ピアノで「Night Diver(ナイトダイバー)」を演奏。「ピアノは初心者だったが、1年間で弾けるようになり、悔いのない発表ができた。できないことを最初から諦めるのではなく、やっていけば結果が出ることを知ったので、将来に生かしたい」と思いを語った。同校の山本雄介教諭は「3年生が中心となり、自分の発表以外の時は裏方の仕事をするなど、各生徒が役割をしっかりと把握して動いていた」と講評した。
このほか1年生が合唱で「あなたへ―旅立ちに寄せるメッセージ」を歌った。