厚真町商工会の若手メンバーでつくる青年部は、新型コロナウイルスの感染拡大や道内にまん延防止等重点措置が適用されたことなどに鑑み、5日夜に町内本郷の特設駐車場で予定していた「スターフェスタ2022inあつま」の中止を決めた。同イベントの中止は初めて。
スターフェスタは、約2000発の花火を打ち上げる冬のイベント。感染症対策として昨年同様、「ドライブイン花火」と題し、車の中から楽しんでもらう形で開催を計画していた。
しかしここ数日、町内でも感染者が出ている状況を踏まえ、開催準備に当たる運営スタッフが陽性者、濃厚接触者になる可能性があることから「スタッフの安全を確保するのが難しい」と苦渋の決断をした。3月に延期した場合、雪が解けて駐車スペースとして用意していた農地がぬかるみ、車両トラブルや事故につながりかねないことも考慮。1月28日の会議で正式に中止を決定した。
同青年部の黒崎靖広部長は「(スタッフは)子育て世代が多く、全員が健康な状態で当日を迎えることが難しい状況。非常に悔しい」と残念がった。