むかわ町社会福祉協議会とむかわライオンズクラブ(LC)は26日、地震など自然災害発生時における災害ボランティアセンター支援に関する協定を締結した。LCの持つネットワークを最大限に活用しながら、有事の際の支援をより組織的に、かつ手厚く、スムーズにする。道の駅「四季の館」内にある町社協の事務所で締結式が行われ、協定書を交わした。
協定内容は、自然災害発生時において、町社協が運営することになる同センターの要望に応じ、同LCが人材の派遣や資機材、飲食物の提供など、会員の専門性を生かした物的・人的支援などを行うもの。同LCは2018年9月に発生した胆振東部地震の際にも飲料水などを提供しており、今回の協定締結で、その役割がより明確化された。
町社協は昨年、町とも災害時における災害ボランティアセンターの設置及び運営等に関する協定を結んでいる。今回の協定締結で運営体制をより強固にでき、佐藤俊博会長は「LCの持っている人材や人脈は大きな武器。(協定は)災害ボランティアセンターを運営する町社協として心強く、町民の皆さんに安心をもたらします」と期待し、「大きな力を発揮してもらえるのでは」と述べた。
同LCの吉田浩子会長は「1人の力は小さいが、一つ一つの寄り合いが支援の輪を生む。支え合いの精神を大事に精進していきたい」と思いを語った。