むかわ町の鵡川スピードスケート少年団に所属する女子中学生3人が、29日に長野市で開幕する全国中学校スケート大会のスピードスケート競技に出場する。26日夜に3選手を激励する壮行会が行われ、大舞台での健闘を誓った。
全国大会に出場するのは、女子500メートル、1000メートルの短距離2種目にエントリーの門田ひなたさん(14)=鵡川中3年=と1500メートルと3000メートルに挑む南部優奈さん(15)=同=、坪田紗季さん(13)=日高門別中1年=。いずれも今月上旬に苫小牧市で開催された全道大会の各種目で予選突破となる24位以内に入り、代表権を獲得した。
昨年は新型コロナウイルス感染拡大の影響で大会そのものが中止となり、悔しい思いをした少年団メンバーは多い。さらに今年は、同少年団から3人のほかに男女2選手が全国大会の出場権を手にしていたが、けがで欠場を余儀なくされた。
門田さんは「昨年はコロナで大会ができず、今年が中学最後の全国大会。めいいっぱい滑ってきたい」と意気込む。南部さんは「(大会に)出場できないメンバーの分まで、納得のいくレースをしたい。悔いのないように滑る」と思いを込めて語った。坪田さんは「最高の滑りでA級のタイムを出したい」と目標を明確にした。
大会は29日~2月1日の4日間、長野市オリンピック記念アリーナ(エムウェーブ)で開かれる。